生活習慣病は不義理から | |
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相武台脳神経外科の加藤貴弘です
人生を経験していく上で、人間の体というのは、考えようによっては、いただいた道具人生ということを経験する上で必要な道具になるわけです。 生活習慣病というのはどういうことかというと、そういった先祖からいただいた、非常に人生を経験する上で貴重な道具を生活習慣が悪いせいで道具をおざなりして粗末に扱って動きを悪くしてしまう。 道具が錆び付いてしまったり、ひどい扱いをして調子が悪くなって故障してしまって、それで結局人生を歩むことができなくなるということが最終的にある病気です。 生活習慣というのは、その道具を丁寧に扱うかどうかなので、それを理解してみると、ご先祖様から頂いたお体というかDNAを尊敬しているかどうか、優先順位を上げているかどうかということなので、どれだけ自分がその頂いた道具を大切にして、この人生を生きられるということを、価値を見出しているかどうかということなので、 そういう気持ちがあれば、体との関係性というのも良い方向に向かっていきますし、逆に30代、40代で元気なうちにそういった生活習慣からの病気というのをイメージしにくいうちから、体との関係性をしっかり考えていけるような発信を僕自身はしていきたいなと思います。 今の時代というのは、ある意味そういった生活習慣からの病気というのを頭に描きやすい時期です。 というのは、自律神経からくる偏頭痛だとかめまいというのが若いうちから出やすいですから、そういった切っ掛けというのを大切にして、身体と向き合うということを始めていただいて、どれだけご自身がその貴重な道具をご先祖様がいただいて人生を歩むことができるのか、その価値というのにまず気づいていただけると、今すごく楽しい可能性のあるチャンスの場にいるんだなというのがわかっていいんじゃないかなと思います。 |
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講師プロフィール
加藤 貴弘
相武台脳神経外科院長
私は加藤貴弘と申します。小田急線相武台前駅徒歩2分、新宿より約50分ほどの場所に、2011年7月より脳神経外科クリニックを開業しております。広島大学を卒業後(2002年)脳神経外科にて修練をつみました。
経歴としましては1976年静岡県三島市で出生。小学校〜高校まで香川県仲多度郡多度津町で過ごした後、駿台市ヶ谷校で1年浪人生活(谷塚寮)。広島大学医学部卒業後、国立国際医療センター(初期研修、後期研修脳外科、ベトナムチョウライ病院にて3ヶ月研修)、県立宮城こども病院脳神経外科(後期研修)、青森県立中央病院麻酔科、横浜新都市脳神経外科などで脳神経外科臨床に携わってまいりました。
その経験の中で、いま医者が目指していることと世間一般の方の医療に対する要望とどんどん開きが出てきていること、さらに介護保険も含めると国家予算の半分以上を占める医療費、医療人の人手不足、過酷な労働環境などを目の当たりにしてきました。医療改革を多くの方が必要と感じていますが、出てくる発想や対策は場当たり的な、対策でしかありません。そのような対策は焼け石に水で、破綻への道を転がり落ちる速度は加速度的にあがっていくばかりです。
私は「本質に無理はない」という考え方がベースにあります。我々は医療に対して、もしかしたら、大変な勘違いをしているのではないか?という思いにかられて2年前一時的に医者をやめて日本全国を歩き回り取材に奔走しました。その結果、私はひとつの結論に達しました。
「ベクトルの向きを、逆にすれば良いのだ」押してだめならひいてみろ、です。
いま世の中の方は、脳卒中にならないか? 心筋梗塞にならないか? 癌にならないか? 不安で一杯です。心の声が聞こえてきます。「だれか私の体を病気から守って、健康にして。医者だろ助けてくれよ」「私の体は病気にならないと保証してくれ」助けを求めて、病院、人間ドックなどに行きます。あるいは、そのような願望があるものの怖くて行けない状態です。結論から言います。その方向へ進んでも永遠に健康の安心感は得られないでしょう。次から次へといろんな欲求、不安が出てくるだけです。
私がつかんだ答えは、本当に単純なものでした。「答えを外に求めない。内に求める」できるだけ自分の心の声を、体の声を聞こうとする。全くベクトルを逆にするというものでした。そのことの詳細をお伝えできればとおもい日々診療させていただいています。もし、実際に関わらせていただくことができる機会に恵まれましたら幸いです。
相武台脳神経外科
院長
加藤 貴弘
院長略歴
2002年 3月 広島大学医学部卒業
2002年 4月 国立国際医療センター(ベトナムに派遣・3ヶ月間)
2007年 4月 宮城県立こども病院
2010年 4月 横浜新都市脳神経外科
2011年 7月 相武台脳神経外科へ着任