治療 ライブラリ

なぜ、副作用も認められず健康保険も使えるがん治療が普及しないのか?(ハイパーサーミア治療の可能性を探る)

更新日:

カリキュラム

日本では2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなると言われています。
がんというと、手術や抗がん剤治療、そして放射線治療を思い浮かべる人が多いかと思います。
しかし、ご存じでしたか?
実は副作用も認められず、健康保険も使える第四のがん治療があります。これは世界の中でも日本が最先端をいく治療法と言っても過言ではありません。
これは、がん細胞を42度から44度の範囲で温めることで死滅する特性を活かした治療法です。
温熱療法、ハイパーサーミア治療の第一人者である近藤先生を招き、こんなお話を伺いました…

ハイパーサーミアの実際
ハイパーサーミア治療が健康保険適応になった経緯 19:49
ハイパーサーミア治療の第一の目標とは? 13:12
医療体制の矛盾を暴く 19:31
ひろがるハイパーサーミアの可能性 10:36
〈レッスン1〉 ハイパーサーミア治療が健康保険適応になった経緯

温熱療法、ハイパーサーミア の言葉の定義

200年前に 注目された がんの特性とは?

100年前の がんへのワクチン療法とは?

日本の免疫療法の曙とは?

当時の巨大な肝臓癌の挑戦的治療

当時の転移性肝癌の 挑戦的治療

ハイパーサーミア が健康保険の認可が下りた経緯

〈レッスン2〉 ハイパーサーミア治療の第一の目標とは?

ハイパーサーミア の副作用とは?

近藤先生の ハイパーサーミア のご経験
  39歳女性の乳がんの患者さん
  56歳男性 中咽頭がんの患者さん
  67歳男性 下部直腸がんの患者さん

ハイパーサーミア は効きますか?

近藤先生の 温熱療法の 第一の目標とは?

〈レッスン3〉 医療体制の矛盾を暴く

近藤先生のクリニックの患者数

近藤先生のがんを克服していく青写真

がん治療に対して 国の腰が重い理由

厚生労働省が 動く時とはどのような時か?

加藤が感じるがん治療に対しての保険診療の弱点

免疫と温度の関係

熱に弱いがん細胞の熱からの防御態勢

〈レッスン4〉 ひろがるハイパーサーミアの可能性

脳腫瘍とハイパーサーミアの可能性

間質性肺炎とハイパーサーミア

近藤先生が提唱する 前向きの 緩和医療とは?

ハイパーサーミアが 普及しない理由とは?

ハイパーサーミアで 治療中 火傷する可能性があるか?

変形性膝関節炎と ハイパーサーミア の可能性

ハイパーサーミア治療を知ることで、がん治療に対する見方がきっと変わるでしょう。
ぜひ、知っておいてほしいと思います。

講師プロフィール

近藤 元治

《千春会 HPより引用》

私「近藤元治(こんどうもとはる)」は、昭和11年(1936年)生まれです。

京都府立医大を昭和37年に卒業、母校の第3内科(増田正典教授)に入り内科医になりました。昭和44年〜46年(1969〜71年)にかけて米国ハーバード大学に留学し、まだ十分に知られていなかった免疫学の中の「補体学(Complement)」を勉強して帰国しました。

昭和53年(1978年)に、思いもかけず京都府立医大第1内科の教授に選ばれました。41歳の新米教授は若い仲間たちと新しい教室造りに専念し、医学生教育、オールラウンドに疾患を扱える内科医師の養成に力を尽くすと共に、関連病院への医師派遣で地域医療に貢献しました。最近の流行は、早くから専門性を表示できる医師を育てることですが、それでは「病気を見て患者を診ず」と言われますように、心のこもった医療が出来るはずがありません。そういう意味で、私たちの京都府立医大旧第1内科は、理想の内科学教室だったとの評価を受けています。

私は人一倍好奇心が強かったのでしょうか、免疫学をきっかけに各方面に研究の幅を広げました。その極めつけが「ハイパーサーミア(ガンの温熱療法)」との出会いで、肝臓ガンに対する「温熱化学塞栓療法」を確立して巨大な肝臓ガンを治癒に導いたことは今でも語り草になっています。

一般の方への病気の啓蒙にも力を入れ、「ガン告知」「安楽死」「尊厳死」についての分かりやすい講演や、医学生・看護学生・高校生への「エイズ教育」などは、評判になっています。

このたびご縁があり、京都府長岡京市の医療法人社団千春会(菊地孝三理事長)がJR長岡京の駅前に「千春会ハイパーサーミアクリニック」を平成22年1月に開設するにあたり院長として就任、ガンでお悩みの患者さんやご家族の応援団長として頑張るつもりです。

趣味は今も続けているテニスとゴルフで、体を動かすことが私にとって健康の秘訣なのでしょう。若い頃には乗馬もしていましたが、最近は馬に接する機会がないのが残念です。室内ゲームでは囲碁が好きで、これはボケ防止に最適です。執筆活動も続けていて、これまでは医学に関する分かりやすいものが多かったのですが、最近出版しました『ドクとイカロスの翼』は、医学から脱皮した新しいジャンルのもので評判になっています。

略歴
松山東雲小学校 →松山城南中学校 →松山南高校(6期)→京都府立医科大学(昭和37年卒業)→京都府立医大で内科医にアメリカ・ハーバード大学に2年留学 →京都府立医大第1内科教授(41歳)→京都府立医大附属病院長 →平成12年定年退官。現在は京都府長岡京市の千春会ハイパーサーミアクリニック院長。

《以上引用》

-治療, ライブラリ
-,

Copyright© THE HEALTH ACADEMY , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.