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【リール動画】毎日の習慣が大切

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毎日の習慣が大切
こんにちは。相武台脳神経外科の加藤貴弘です。

基本的に水曜日が休診日になっているのですが、
僕自身はその日も診療につながることをするようにしています。
その「診療につながること」とは、自分の体のメンテナンスが主です。

勤務中はなかなか時間がなくて、口腔ケア、つまり口の中のケアはほとんど放置状態でした。
もちろん歯磨きは1日2〜3回していたのですが、虫歯がかなり多くなってしまって、
1年半くらい前から月に1回歯医者に通い、少しずつ治療をしています。

正直、歯の治療は嫌なことですが、入れ歯になるのはもっと嫌なので、頑張って続けています。
このように、自分の体の手入れをしています。

普段の診察の中で、僕自身が患者さんに伝えているのは、
「意識して力を抜くこと」「体にブレーキをかけること」を
1日5分でも10分でもやってみましょう、ということです。

とはいえ、こうしたことが今のご自身の症状とどんな関係があるのか、
イメージがつかない方も多いかもしれません。
そういう時は「もし今やっている習慣をやめたらどうなるか?」という思考実験をしてみると良いと思います。

たとえば、「歯磨きしてますか?」と聞くと、99%の方は「毎日数回しています」と答えます。
では、「今日の夜から歯磨きを1年間まったくしなかったらどうなりますか?」と聞くと、
想像がつかないかもしれませんが、
きっと「口がすごく臭くなる」「虫歯だらけになる」といったイメージをされると思います。

実際、歯磨きは一回一回は地味な作業です。
でも、「毎日やる1年後」と「まったくやらない1年後」では、まったく違う結果になります。

それと同じで、「意識して力を抜く」「体を緩める」「ブレーキをかける」といった習慣も、
10年後・1年後の自分に大きな差を生み出します。

人間の性質として、1日や2日の成果を過大評価しがちで、
一方で、長期間の先に出る成果は過小評価してしまう傾向があります。
だからこそ、毎日少しずつ積み重ねることの大切さがイメージされにくいんです。

「今すぐそれをやりましょう」とはなかなかなりませんが、
実はそれが大きな結果を生む、ということを僕は伝えたいと思っています。

そのために、「今やっている習慣」を一度やめてみて、
「1年後どうなっちゃうんだろう?」と考えてみると良いでしょう。

歯磨きが1週間なかったら、とんでもないことになりますよね?
それと同じで、「体を緩める習慣を持つか持たないか」でも大きな差が出るんです。

今日はそのことをお伝えしたいと思います。

普段、1日1日疲れて寝るとき、何も手入れせずに寝るか、
それとも「疲れてるけど少し整えてから寝るか」で、また変わってきます。

自律神経をほったらかして寝てしまうか、少しでも整えてから寝るか。
これは長い目で見たら大きな違いになります。

なかなかイメージはつきにくいかもしれませんが、
そういった視点でご自身を見てみるのも、よいのではないでしょうか。

今日は、生活習慣の変え方、体質改善の進め方についてお話をさせていただきました。

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講師プロフィール

加藤 貴弘
相武台脳神経外科院長

私は加藤貴弘と申します。小田急線相武台前駅徒歩2分、新宿より約50分ほどの場所に、2011年7月より脳神経外科クリニックを開業しております。広島大学を卒業後(2002年)脳神経外科にて修練をつみました。

経歴としましては1976年静岡県三島市で出生。小学校〜高校まで香川県仲多度郡多度津町で過ごした後、駿台市ヶ谷校で1年浪人生活(谷塚寮)。広島大学医学部卒業後、国立国際医療センター(初期研修、後期研修脳外科、ベトナムチョウライ病院にて3ヶ月研修)、県立宮城こども病院脳神経外科(後期研修)、青森県立中央病院麻酔科、横浜新都市脳神経外科などで脳神経外科臨床に携わってまいりました。

その経験の中で、いま医者が目指していることと世間一般の方の医療に対する要望とどんどん開きが出てきていること、さらに介護保険も含めると国家予算の半分以上を占める医療費、医療人の人手不足、過酷な労働環境などを目の当たりにしてきました。医療改革を多くの方が必要と感じていますが、出てくる発想や対策は場当たり的な、対策でしかありません。そのような対策は焼け石に水で、破綻への道を転がり落ちる速度は加速度的にあがっていくばかりです。

私は「本質に無理はない」という考え方がベースにあります。我々は医療に対して、もしかしたら、大変な勘違いをしているのではないか?という思いにかられて2年前一時的に医者をやめて日本全国を歩き回り取材に奔走しました。その結果、私はひとつの結論に達しました。
「ベクトルの向きを、逆にすれば良いのだ」押してだめならひいてみろ、です。

いま世の中の方は、脳卒中にならないか? 心筋梗塞にならないか? 癌にならないか? 不安で一杯です。心の声が聞こえてきます。「だれか私の体を病気から守って、健康にして。医者だろ助けてくれよ」「私の体は病気にならないと保証してくれ」助けを求めて、病院、人間ドックなどに行きます。あるいは、そのような願望があるものの怖くて行けない状態です。結論から言います。その方向へ進んでも永遠に健康の安心感は得られないでしょう。次から次へといろんな欲求、不安が出てくるだけです。

私がつかんだ答えは、本当に単純なものでした。「答えを外に求めない。内に求める」できるだけ自分の心の声を、体の声を聞こうとする。全くベクトルを逆にするというものでした。そのことの詳細をお伝えできればとおもい日々診療させていただいています。もし、実際に関わらせていただくことができる機会に恵まれましたら幸いです。

相武台脳神経外科
院長
加藤 貴弘

院長略歴
2002年 3月 広島大学医学部卒業
2002年 4月 国立国際医療センター(ベトナムに派遣・3ヶ月間)
2007年 4月 宮城県立こども病院
2010年 4月 横浜新都市脳神経外科
2011年 7月 相武台脳神経外科へ着任

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